上記の写真は室内で発生したヤマトシロアリの羽アリ(有翅虫)です。
4月下旬から5月中旬にかけて、正午前後に発生します。
羽アリは数時間で翅を落とし、落翅虫と呼ばれるようになります。
落翅虫は外敵から身を守るため、隙間などに隠れます。
そのため羽アリが発生した後には、大量の翅が落ちた状態が確認されます。
羽アリの発生は数時間で、数日に渡り発生する場合もあります。
羽アリは市販の殺虫スプレーで簡単に駆除できます。
しかし駆除できたのは、発生した羽アリにしか過ぎません。
シロアリはコロニー(巣系集団)を形成し、団体生活しています。
コロニー内で羽アリになるのは、ごく一部でしかありません。
羽アリが発生した後も、シロアリは活動を継続しています。
写真の事例は店舗で、床下がありません。
床が全てコンクリートで、逆ベタ基礎(土間床)構造となっています。
ベタ基礎やマンションなどではシロアリは発生しないと思われているようです。
しかし実際に被害が多く報告されており、過信は禁物です。
シロアリ駆除は薬剤を撒けば大丈夫というものではありません。
シロアリの生態を考慮し、薬剤の特性を生かした処理が必要です。
当社では自社試験を通じて、省薬剤によるシロアリ駆除を提案します。
薬剤大量散布に頼らない、安全安心なシロアリ駆除を提供します。
安心安全なシロアリ対策のお問い合わせは こちら からお願いします。
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上記の写真は大阪市内の物件で確認されたイエシロアリです。
イエシロアリは和歌山県沿岸部で生息が確認されるシロアリです。
大規模なコロニーを構築し、建物に甚大な被害を与えるシロアリです。
大阪湾沿岸部を中心に、生息が確認されています。
最近では大阪市内や神戸市内の内陸部でも見かけます。
イエシロアリの羽アリは6月中旬ごろから見られます。
夕方から夜の始めにかけてイエシロアリの羽アリは発生します。
正の走光性(光に集まる性質)のため、電灯などに集まります。
近所で発生した場合、正の走光性による網戸にかかる様子も見られます。
イエシロアリは生態を考慮したシロアリ駆除処理が必須です。
仕様書に基づいた薬剤大量散布での駆除は困難です。
本巣の位置を特定或いは推定し、シロアリ対策を立案する必要があります。
入念なシロアリ調査により、巣の位置や活動範囲を特定します。
その上で最適な薬剤を用いて、駆除処理を行います。
何度か薬剤処理を繰り返して、シロアリの活動状況を確認して撲滅します。
知識と技術の欠落したシロアリ業者は、再発させるので注意が必要です。
著効なベイト工法である、ブリングシステムを採用する場合もあります。
システムを最大限に生かすには、知識は必須となります。
イエシロアリは短期で甚大な被害となりますので、業者選びが重要です。
イエシロアリ駆除及び予防につきましては こちら からお願いします。
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上記の写真は大阪府内の物件で確認されたトビイロケアリです。
毎年6月中旬ごろから、室内でクロアリの相談をいただきます。
クロアリが家屋内に侵入する理由の殆どが、餌を求めるケースです。
特定の種類のクロアリは、壁内に営巣することもあります。
その場合、素人処理では駆除が困難で酷くなってからご相談をいただきます。
家屋侵入種としては、最もルリアリが見られます。
その他、トビイロケアリやトビイロシワアリ、アミメアリやヒメアリなどがあります。
秋の始めには、キイロシロアゲアリの羽アリが大発生します。
晩秋にはサクラアリの羽アリが発生し、よくお問い合わせいただきます。
室内侵入種の多くは、毒餌タイプのアリ用薬剤に見向きもしません。
毒餌に含まれる餌の好みが違うため、毒餌に見向きもしないのです。
殺虫スプレーの噴霧は、活動範囲を広げるためお薦めしません。
クロアリを駆除するためには、種類を特定することが先決です。
その種類から生態を調べ、生態の合わせて駆除対策を立案します。
クロアリのような社会性昆虫は、集団であること認識する必要があります。
見えているクロアリを駆除しても、巣内ではどんどん成虫は羽化します。
巣ごと駆除できるような対策が重要となります。
当社では、クロアリの生態に合わせて駆除処理を実施します。
室内側でも処理を行いますので、安全には最大限注意を払います。
効果と安全を両立したクロアリ駆除は こちら からお問い合わせください。
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