弊社のアメリカカンザイシロアリ調査では、非破壊シロアリ探知機を用います。
その理由が上記の写真で、糞の排出位置と異なる場所で活動を探知しています。
アメリカカンザイシロアリの糞が堆積していると、その周辺で活動していると考えがちです。
しかし、多くの事例で脱糞孔と活動箇所は必ずしも一致しません。
この物件では、付け框の奥にある土台部分に生息しています。
脱糞孔から薬剤注入しても、生息反応は止まらず継続します。
奥の土台に薬剤注入すると、生息反応は止まりました。
脱糞孔周辺周辺は、糞を溜めるスペースです。
ですので、常にシロアリが活動している訳ではありません。
アメリカカンザイシロアリの駆除は、徹底した調査が基本です。
目視や打診といった旧態依然の方法では、生息位置を特定することは困難です。
生息位置を特定できない場合、薬剤を無駄に注入するしかないのです。
無駄に注入するためには、無作為に穿孔する必要があります。
技術と知識の欠落した業者ほど、無駄に穿孔処理を行うのです。
シロアリ技術者は、薬剤を無駄に使いません。
少量の薬剤でも、特性とシロアリを理解していれば駆除は可能です。
これは、アメリカカンザイシロアリ以外のシロアリにも言えることです。
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上記の写真は、先月大阪府内の物件で撮影したイエシロアリです。
関西地区では和歌山県沿岸部に、イエシロアリの生息が多く見られます。
近年では大阪湾沿岸部を中心に、イエシロアリの生息が確認されています。
この物件は大阪湾沿岸部から、かなり離れた場所で確認されました。
兵庫県山間部でも確認されていますので、条件が揃えば繁殖は可能でしょう。
この物件では、和室で大きな被害を与えていました。
当社が対応する前に、大工さんが床板に薬剤散布を実施されたそうです。
ちなみに床板では、多くのイエシロアリの死骸が確認されました。
しかし写真のとおり、床下ではイエシロアリが活発に活動していました。
大工さんが使用した薬剤は、ECサイトで購入したネオニコチノイド系薬剤です。
ネオニコチノイド系薬剤の多くは。伝播性効果をアピールしています。
伝播性効果があれば、このイエシロアリは駆除できるはずです。
実際には駆除されていませんので、伝播性はないと言えます。
有効成分は勝手に広がり、伝播性を示すわけではありません。
シロアリの行動を利用して、伝播させることが重要です。
そのためには薬剤の種類、使用濃度と処理量を最適化する必要があります。
当社では自社試験により、薬剤特性と効果発現の実験を行っています。
その結果を現場へフィードバックさせて、駆除技術の向上に努めています。
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上記の写真は、シロアリ調査でお伺いした大阪府内の物件で撮影したものです。
配管横に構築されたヤマトシロアリの空中蟻道です。
ハウスビルダーさんの案件で、10年超前にシロアリ調査を実施しています。
他社の保証期間満了に伴い、お施主さまがハウスビルダーさんに相談されました。
ハウスビルダーさんから、薬剤処理ではなく点検調査を薦められました。
それが10年超前で、当社がシロアリ調査を実施しました。
以降定期点検調査をお薦めしたものの、コロナ禍もあり今回の実施となりました。
今回シロアリの侵入を発見した訳ですが、被害は広がっていません。
この空中蟻道の現象は、薬剤処理した物件で見かける傾向があります。
これは残効性はないものの、忌避性がある場合に見られます。
残効性が消失しても、忌避性はより低濃度で発現します。
正しくシロアリ駆除できていない事例で、このような空中蟻道構築が見られます。
薬剤大量散布はシロアリ駆除処理ではありません。
中途半端な薬剤処理では、地中のコロニーを駆除することができません。
地中にコロニーが残れば、残効性の消失に伴い侵入するのです。
シロアリ駆除は徹底的な調査で、侵入経路と生息範囲を特定します。
その上で、適切な方法で処理するのがシロアリ駆除です。
当社では自社試験により、安心安全なシロアリ駆除を提供します。
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