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人に対する被害として、毒針が発達し刺したりするオオハリアリや、尾端を上げて毒液をかけるトビイロシリアゲアリの被害例が報告されています。
いずれも激痛を伴いますので、特に注意が必要で駆除されることをお薦めしています。 |
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また、クロオオアリやアズマオオズアカアリなどは大顎で咬みつく場合があり、痛みを伴います。
アナフィラキシー症状も報告されているため、注意が必要です。 |
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食べ物を求めて家屋へ侵入する種では、不快感とともに食品害虫となります。
アミメアリ、ヒメアリ、トビイロシワアリ、ルリアリ、サクラアリなどが代表的な種類です。 |
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家屋内に住み着く種類としては、台所や浴室の朽木に営巣するトビイロケアリや壁内など家屋のあらゆる場所へ営巣するイエヒメアリなどがあります。 |
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また、木部穿孔営巣するムネアカオオアリやミカドオオアリ、クサオオアリなどの種類では、柱のホゾ周辺を噛み木屑を排出して木部に被害を与える場合があります。 |
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有翅虫(羽アリ)の発生する時期では、正の走光性(灯りに集まる性質)により、家屋内に侵入して不快感を与えます。 |
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アリの種類によっては市販の毒餌剤タイプのアリ用薬剤が、全く効果を示さない場合があります。
殺虫成分を効果的に取り込ませるためにアリの餌を配合していますが、この餌とアリの嗜好性が一致しておらず殺虫成分がアリに取り込まれないため効果が得られないことが理由の一つです。
市販の殺虫スプレーは、見えているアリだけを駆除するもので、巣ごと駆除する訳ではありません。
市販薬剤で駆除できる場合もありますが、駆除できない場合はかえって生息範囲を広げる場合がありますのでご注意下さい。 |